これまでの歴史

2011年11月4日 金曜日

【 2011年】『家を考える~断熱と健康』その2・・・勉強会より

【発行先情報】 株式会社リホーム熊本   
〒861-8038 熊本県熊本市長嶺東5丁目8-10

『家を考える~断熱と健康』その2

専門家による断熱の勉強会 
10月27日(木)10:30~12:00
専門家による勉強会が弊社内で行われました。

そこで、断熱の重要性と必要性を痛感し、
皆様と共有をしたいと思い、
弊社ホームページで情報を発信することになりました。

お話頂いたのは
旭化成建材部の
福岡営業所長様と、
断熱の研究をなさっている方です。
(お名前はプライバシー保護のため伏せさせて頂きました。)

今回は、前回お届けの専門家による断熱の勉強会の続編です。
 
『家を考える~断熱と健康』その1 は こちらです

◆低体温の怖さ

・体温維持ができない  ということは、命に直結する大問題。
・しもやけ、凍傷は内臓を守る為の犠牲だそうです。
  体温を36℃(標準)に保つために毛細血管がギュッと閉じてしまいます。
  最初は指から始まり、手や足、次に肩や足の付け根へ徐々に進んでいきます・・・・・
・冬の肌がカサカサに荒れるのは、毛細血管に血液が流れないことからおこります。
・寒さは、断熱をしていない床下からも忍び寄ってきます。
 文字通り「底冷え」ですね。
 昔から『頭寒足熱』と言われていますが、
これでは『頭熱足寒』になってしまいますね。
ちなみに、断熱の範囲は部分的に行うより、
全体的包み込むようにした方が効果は大きいそうです。

◆夏場の不快感

・夏場の室温は28℃が快適でちょうどいいそうです。
それは、体から熱を放熱して36℃(標準)の体温を維持するのに
適しているからだとか。
・人間も発熱しています。それは60Wの電球と同じ発熱量だそうです。
・よく2階へ上がると、暑さでムッとすることがありませんか?
 それは、天井の断熱がなされていないためです。
 天井面の温度を下げないと、残念ながらクーラーの効きめも無くなってしまいます。
 逆に冬場はしんしんと底冷えがしますよね。
 夏は暑く冬は寒い・・・・不快感でいっぱいになります。
・屋根の形状でも効果が替わります。
  寄棟(よせむね)や方形(ほうぎょう)・・・・
     屋根裏の空気の流れが弱いので熱の放出ができない。
  わらぶき屋根・・・・
     わらは断熱材として機能します。従って天井からの輻射熱がないので
     夏場でもヒンヤリとします。
・高体温は脳細胞を破壊します。
   私たちは、病気かどうかを知るために、まず体温をはかりますよね。
  「熱が高い=病気」ということを知っているからです。
ですから、まだ発育途中のお子様は必ず冷やすように心掛けましょうとのこと。
   脳細胞が破壊されたら、その子の将来は・・・なんて考えたくありませんね・・・

◆木は腐る・・・それは壁の中でも起こっています。

・食べ物の缶詰やビン詰は長持ちします。
 それは、空気を完璧に遮断するからです。
(法隆寺等は空気が流れるから何百年も持っていますが・・・)
 冷蔵庫も腐敗菌が増えないのでグンと長持ちします。
 干物は乾燥させるから保存が可能となります。

ところが、家は空気を遮断することができません。
そして、冷蔵庫のように冷やす事も、
カラッカラに乾燥することもできません。

ですから
・家は壁の中や、天井、床の様な見えない真っ暗な所で
  カビが発生しやすくなっています。
  それは温度差があるからです。
・温度差があると、空気中の水分が結露してジメジメとした湿気が生まれます。
・冬、温かい空気が寒いところへ流れて結露し続けます。
・恐ろしいカビはそこから発生します。
・カビは病気の原因となり、
 そして、カビは徐々に徐々に健康を蝕んでいきます。

壁の中に・・・カビがびっしりと生えた状態を想像しないで下さいね!

という事は、カビの原因となる湿気。
湿気の原因となる温度差。
その温度差をちゃんと解消すれば健康もまた保たれることにつながります。

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リフォーム・リノベーションは
家=家庭に、もう一度価値観を見出し、
健康と、日々の快適さ
明るい笑い声をもたらします。

今後私たちが、
提案していくビジョンに「健康と断熱」も加わりました。

私たちは目に見えるものに心を動かされますが
見えないところにも心を向けるべきではないでしょうか?

何故ならば、それは命に関わる大事なことだからです。

最後に・・・・
相田みつをさんの名言をもう一つ・・・・

美しい花を見た 
美しい花は美しい枝についている
美しい枝は美しい幹についている
美しい幹は美しい根っこが支えているにちがいない
その根っこは見えない
その見えないところに大事な点がある

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断熱
遅かれ早かれ、国の施策として
脚光を浴びてくるでしょう。

でも、すぐに始めようとしないで下さいね。
まずは、
知識から吸収してみるのも大事なのかもしれません
house

 

投稿者 株式会社リホーム熊本

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