こんにちは、リホーム熊本です。毎年やってくる台風シーズン、強風や大雨は大切なお住まいに思わぬダメージを与えることがあります。「備えあれば憂いなし」と言いますが、台風で被害が出たときは、部位ごとの正しい対応を知っておくことが大切です。今回は、住まいの部位ごとに事前の備えと事後の対応をまとめてご紹介します。
台風で屋根や窓、樋に被害が出たら、部位ごとの点検と応急処置、正しい見積りの取り方を知ることが大切です。
📌 この記事でわかること
- 屋根・窓・シャッター・樋など部位別の事前対策と事後の点検ポイント
- 被害が出たときの安全な片付け方
- 後悔しない業者選びと見積りの取り方
📌 目次
瓦屋根の台風対策と被害後の対応は?
瓦屋根は耐久性が高い一方、強風で飛散すると被害が大きくなりやすい部位です。台風の前後で点検ポイントが異なります。
🌀 台風前のチェック
- 下から屋根を見上げ、瓦のズレ・浮き・割れがないか目視で確認する
- 瓦を固定している「漆喰(しっくい)」が崩れて白く落ちていないかもチェックする
🔎 台風後の点検
- 地面に瓦の破片が落ちていないか、屋根のラインが波打ったり隙間ができたりしていないか確認する
- 天井のシミなど、雨漏りのサインがないか室内からも点検する
🧹 片付け・応急処置
- 割れた瓦の破片は非常に鋭利なため、必ず厚手の手袋を着用して回収する
- 屋根に登ってのブルーシート掛けは転落の危険が極めて高いため、絶対に自分では行わず、業者や職人に依頼する
💰 見積りのポイント
- 瓦屋根専門の業者、または屋根リフォームの実績が豊富な業者に依頼する
- 部分補修で済むのか、下地(ルーフィング)からの葺き替えが必要なのか、写真付きで現状報告してくれる業者だと安心
- 台風被害には「火災保険(風災補償)」が適用される可能性があるため、保険申請に慣れている業者を選ぶこともポイント
屋根材(コロニアル/ガルバリウム)の台風対策と被害後の対応は?
近年主流のスレート系(コロニアル)や金属系(ガルバリウム)の屋根材も、経年劣化やサビによって台風被害を受けやすくなります。
🌀 台風前のチェック
- コロニアルは経年劣化によるひび割れやカケがないか確認する
- ガルバリウム鋼板はサビの発生や、留め付けている釘・ビスの浮きがないか確認する
🔎 台風後の点検
- 庭やベランダに見慣れない薄い板状の破片が落ちていないか確認する
- 屋根材がめくれ上がって下地が見えていないか、遠目から確認する
🧹 片付け・応急処置
- 飛散した破片を軍手などで回収する(金属屋根の破片は凶器になるため、持ち運ぶ際は周囲に十分注意する)
- 屋根上の応急処置は業者や職人に任せる
💰 見積りのポイント
- 既存の屋根に新しい屋根材を被せる「カバー工法」と、全て剥がす「葺き替え工法」の2パターンで見積りを比較する
- 足場代が必ずかかるため、明細に「足場架設費用」が明記されているか確認する
屋根板金(棟板金など)の台風対策と被害後の対応は?
屋根の頂上や角を覆う板金は、台風時に最も飛散しやすい部位のひとつです。
🌀 台風前のチェック
- 築10年以上経過している場合、板金を固定している釘が浮いてきていることが多い
- 双眼鏡などを使って釘抜けや板金の浮きがないか確認しておく
🔎 台風後の点検
- 板金が飛んでなくなっていないか、めくれ上がっていないか確認する
- 強風時に屋根から「バタバタ」「ガタガタ」と異音がした場合は、板金が外れかかっている可能性が高い
🧹 片付け・応急処置
- 飛散して庭先などに落ちた板金は鋭利に曲がっていることが多いため、革手袋で慎重に回収する
- 紐などで縛ってまとめておき、回収時の怪我を防ぐ
💰 見積りのポイント
- 板金が飛んだ場合、その下にある貫板(ぬきいた:木材)も腐食しているケースがほとんど
- 表面の板金だけでなく、「下地の貫板交換」または「樹脂製下地(タフモックなど)への交換」が含まれた見積りになっているか必ずチェックする
窓・サッシ(ガラス)の台風対策と被害後の対応は?
飛来物でガラスが割れると、室内が一気に暴風雨に晒され、屋根が吹き飛ぶ原因にもなります。
🌀 台風前のチェック
- 庭やベランダにある鉢植え・物干し竿・傘など「飛びそうなもの」を全て屋内にしまう
- ガラスには飛散防止フィルムを貼るか、緊急時は段ボールや養生テープで「米」の字に補強する
- カーテンやブラインドを閉めておく
🔎 台風後の点検
- ガラスにヒビが入っていないか確認する
- サッシの枠が強風で歪んで鍵(クレセント)が掛かりにくくなっていないか確認する
🧹 片付け・応急処置
- 室内に入り込んだ破片を踏まないよう、底の厚い靴を履く
- 大きな破片は手袋をして拾い集め、細かな破片はほうきとちりとりで集めた後、最後に掃除機をかける
- 新聞紙などに包み「キケン」と表記して処理する
💰 見積りのポイント
- サッシ・ガラス専門店に依頼する
- 同じガラスを入れるだけでなく、割れにくい「防災安全ガラス」や「ペアガラス(複層ガラス)」へのグレードアップも検討する
- 後付けシャッターの設置費用も合わせて見積もりを取ると、今後の防災につながる
👉 関連記事:【熊本のリフォーム】台風対策に「耐風シャッター」|1日工事&補助金で安心の備え
シャッター・雨戸の台風対策と被害後の対応は?
窓を守る重要な役割を持つシャッター・雨戸も、強い風圧で変形することがあります。
🌀 台風前のチェック
- スムーズに最後まで閉まるか、レールにゴミや砂が詰まっていないか確認・掃除しておく
- 鍵がしっかり掛かることも確認しておく
🔎 台風後の点検
- 飛来物による凹みや穴、強風によるスラット(波板部分)の変形・レールからの外れがないか確認する
- 開閉時に異音がしないかもチェックする
🧹 片付け・応急処置
- 変形して動かなくなったシャッターを無理に開け閉めすると、故障の悪化や手を挟む危険がある
- 無理に動かさず、そのままの状態で業者を呼ぶ
💰 見積りのポイント
- 部分的な部材交換で済むのか、枠ごと全交換になるのかを業者に判断してもらう
- 手動シャッターが重くて閉めそびれた場合は、電動シャッターへのリフォーム見積りも検討する良い機会
樋(とい)の台風対策と被害後の対応は?
雨水を適切に排水する樋は、強風で外れたり落ち葉で詰まったりしやすい部分です。
🌀 台風前のチェック
- 軒樋(横の樋)や集水器(マス)に落ち葉・泥・火山灰が詰まっていないか掃除する
- 壁に固定している金具が緩んでガタついていないかも確認する
🔎 台風後の点検
- 樋が外れてぶら下がっていないか確認する
- 継手部分から水漏れしていないか、傾き(水勾配)が変わって水が溜まっていないか確認する
🧹 片付け・応急処置
- 落ちた部品は回収する
- 樋が中途半端にぶら下がって危険な場合、届く範囲であれば紐で柱などに縛り付けて固定する
- 高所の場合は無理をせず、周囲を立ち入り禁止にする
💰 見積りのポイント
- 2階以上の樋を修理・交換する場合、安全確保のために「足場」が必要になる
- 樋の修理費自体は安くても足場代が高額になることがあるため、屋根や外壁のメンテナンス時期が近い場合はセットで工事を行う見積りを依頼すると、長期的なコストカットにつながる
倒木(庭木)の台風対策と被害後の対応は?
庭木の倒木は、自宅だけでなく隣家や電線に被害を及ぼす危険があります。
🌀 台風前のチェック
- 伸びすぎた枝は事前に剪定して風通しを良くし、風の抵抗を減らす
- 傾きかけている木には支柱を立てて補強する
🔎 台風後の点検
- 根元が浮いていないか、大きく傾いていないか、太い枝が折れて引っ掛かっていないか確認する
- 電線や電話線に接触していないかの確認は最優先
🧹 片付け・応急処置
- 折れた小さな枝はノコギリ等で細かく切り、指定のごみ袋に入れて処分する
- 太い幹が倒れている場合や電線に掛かっている場合は、感電や下敷きになる恐れがあるため絶対に手を出さず、電力会社や専門業者に連絡する
💰 見積りのポイント
- 造園業者やリフォーム業者に依頼する
- 倒木の「伐採費用」「抜根費用(根っこから取る場合)」に加えて、「撤去処分費用(運搬・廃棄)」や「重機回送費(クレーン等を使用する場合)」が細かく分かれて明記されているか確認する
倒木の被害は、日頃の剪定や支柱での補強で防ぐことができます。あわせて、窓・シャッターまわりの備えも見直しておくと安心です。
🚨 もし被害を受けてしまったら
台風が去った直後は多くのご家庭で被害が発生するため、優良なリフォーム業者や修理業者はあっという間に予約で埋まってしまいます。被害を発見したら、まず以下の2つを行いましょう。
- まずは写真を多めに撮る(火災保険(風災補償)の申請に使えます)
- できるだけ早く業者に連絡する(優良業者ほどすぐに予約が埋まってしまいます)
⚠️ こんな悪徳業者に注意!
災害直後は、突然訪問してきて不安を煽る悪徳な訪問販売業者にも十分注意が必要です。
- 「今すぐ修理が必要」と不安を煽って即決を迫る業者は要注意
- 修繕・復旧の金額が高額となる場合は即決をせず、必ず地元で実績のある複数の業者から相見積もりを取る
❓ よくあるご質問
Q. 台風で屋根が壊れたら、まず何をすればいい?
無理に自分で屋根に登らず、まず地上や室内から被害状況を写真に残してください。火災保険(風災補償)の申請に使えるほか、業者への状況説明もスムーズになります。
Q. 台風の被害は火災保険で補償される?
瓦屋根の被害など、台風被害の場合は「火災保険(風災補償)」が適用される可能性があります。保険申請に慣れている業者に相談すると安心です。
Q. 台風後、窓ガラスが割れてしまったときの応急処置は?
底の厚い靴を履いて破片を踏まないようにし、手袋をして大きな破片から拾い集めてください。細かな破片はほうきとちりとりで集め、最後に掃除機をかけると安全です。
Q. 台風の後、悪徳な訪問業者を見分けるには?
「今すぐ修理が必要」と不安を煽って即決を迫る訪問業者には十分注意してください。2016年の熊本地震や2020年の球磨地方での豪雨災害の際も、県外業者による高額請求やずさんな施工のトラブルが多数発生しています。
Q. 樋(とい)が壊れたときはどうすればいい?
ぶら下がって危険な場合は、届く範囲で紐を使って柱などに仮固定してください。高所の場合は無理をせず、周囲を立ち入り禁止にしたうえで業者に連絡しましょう。
📝 まとめ|台風後は早めの相談を
台風による被害は、部位ごとの正しい備えと対応を知っておくことで最小限に抑えることができます。被害が出てから慌てて対応するより、台風が来る前の日頃の備えが住まいを守る一番の近道です。日頃のメンテナンスこそが、最大の台風対策です。
もし被害に遭ってしまったときも、焦らず今回ご紹介したポイントを参考に、早めにぜひご相談を!
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