BLOG
2026.5.29
「ナフサ」という言葉を聞いたことはありますか?
ニュースや新聞などで見かけることはあっても、普段の生活ではあまり聞き慣れない言葉かもしれません。
しかし、ナフサは私たちの暮らしにとても身近な原料です。プラスチック、ゴム、塗料、接着剤、防水材など、住宅や日用品に使われるさまざまな素材のもとになっています。
実は、住宅リフォームで使われる材料の中にも、ナフサ由来のものが多くあります。
この記事では、ナフサとは何か、何に使われているのか、そして住宅リフォームとどのような関係があるのかを、わかりやすく解説します。
ナフサとは、原油を精製する過程で作られる石油製品の一種です。
原油からは、ガソリン、灯油、軽油、重油など、さまざまな石油製品が作られます。その中のひとつが「ナフサ」です。
ナフサは、そのまま私たちが日常生活で使うというよりも、化学製品を作るための原料として使われます。
ナフサを分解すると、エチレンやプロピレンなどの基礎化学品が作られます。そこからさらに加工され、プラスチック、合成ゴム、塗料、接着剤、樹脂製品など、さまざまな素材につながっていきます。
つまりナフサは、暮らしの中にある多くの製品の「もとになる原料」といえます。
ナフサは、身近なものにたくさん使われています。たとえば、次のような製品です。
普段はあまり意識しませんが、家の中を見渡してみると、ナフサ由来の素材は多く使われています。たとえば、食品の容器、家電の部品、衣類の繊維、床材、壁紙、配管、塗料などです。
住宅に使われる建材や設備にも、ナフサ由来の素材は多く含まれています。そのため、ナフサの価格や供給が不安定になると、住宅リフォームに使う材料にも影響が出ることがあります。
住宅リフォームでは、さまざまな場面でナフサ由来の素材が使われています。ここでは、代表的なものをご紹介します。
プラスチックや樹脂は、住宅設備や建材の部品として多く使われています。たとえば、次のような場所です。
キッチン、お風呂、トイレ、洗面台などの水まわり設備にも、樹脂部品は多く使われています。見た目には金属や陶器に見える設備でも、内部や周辺部材には樹脂製品が使われていることがあります。
外壁塗装や内装塗装に使われる塗料にも、石油由来の原料が関係しています。
たとえば、外壁塗装では塗料そのものだけでなく、下塗り材や溶剤なども使われます。
外壁や屋根のリフォームでは、塗料の品質が仕上がりや耐久性に関わります。そのため、塗料の原料価格が上がると、外壁塗装や屋根塗装の費用にも影響することがあります。
住宅リフォームでは、接着剤もさまざまな場所で使われます。たとえば、次のような工事です。
壁紙や床材の張り替えは、比較的身近なリフォームですが、そこにも接着剤が使われます。小さな工事に見えても、実は原材料価格の影響を受けることがあります。
防水材やシーリング材は、雨水の侵入を防ぐために大切な材料です。たとえば、次のような場所で使われます。
シーリング材は、外壁のすき間や窓まわりなどに使われるゴム状の材料です。見た目は目立たない部分ですが、住まいを長持ちさせるためにはとても重要です。
防水材やシーリング材の劣化を放置すると、雨漏りや建物内部の傷みにつながることもあります。
断熱材にも、石油由来の素材が使われることがあります。断熱材は、家の暑さ・寒さ対策や省エネ性能に関わる大切な建材です。たとえば、次のようなリフォームで関係します。
断熱リフォームは、光熱費の削減や住み心地の改善にもつながります。一方で、断熱材の価格が上がると、工事費にも影響する可能性があります。
以下のように整理すると、ナフサと住宅リフォームの関係がわかりやすくなります。
| ナフサ由来の素材 | リフォームで関係するもの |
|---|---|
| プラスチック・樹脂 | 配管、給湯器部品、サッシ部品、床材、住宅設備部品など |
| 塗料・溶剤 | 外壁塗装、屋根塗装、内装塗装 |
| 接着剤 | 壁紙、床材、内装材 |
| 防水材・シーリング材 | 屋根、外壁、ベランダ、窓まわり |
| 断熱材 | 省エネリフォーム、浴室、窓まわり、床下など |
このように見ると、ナフサはリフォームと無関係ではないことがわかります。むしろ、住宅リフォームでよく使われる材料の多くに関係している原料といえます。
ナフサ価格が上がると、そこから作られる化学製品の価格にも影響が出やすくなります。
たとえば、ナフサから作られる基礎化学品は、プラスチックや塗料、接着剤などの原料になります。そのため、ナフサの価格が上がると、それらを使って作られる建材や住宅設備の価格にも影響することがあります。
もちろん、リフォーム費用が上がる理由はナフサだけではありません。実際には、次のような要因も関係しています。
つまり、ナフサはリフォーム費用に影響する要因のひとつです。「ナフサが上がったから、すべてのリフォームができなくなる」ということではありません。
ただし、ナフサ由来の素材を多く使う工事では、価格や納期に影響が出やすい場合があります。
ナフサ由来の素材が多く使われるリフォームには、次のようなものがあります。
特に、水まわり設備や外壁・屋根まわりのリフォームでは、樹脂部品、配管材、防水材、シーリング材、塗料、接着剤など、複数の材料を使います。そのため、ひとつの材料だけでなく、複数の資材価格が重なって工事費に影響することがあります。
ナフサや建材価格の影響があるからといって、すぐに不安になる必要はありません。大切なのは、今の住まいの状態を早めに把握しておくことです。
リフォームは、思い立ったらすぐに工事できるとは限りません。現地調査、見積もり、商品選び、メーカーへの発注、職人さんのスケジュール調整など、いくつかの準備が必要です。
また、商品によっては納期が読みにくいものもあります。そのため、壊れてから急いで相談するよりも、「そろそろ気になる」と思った段階で相談しておく方が、選択肢が広がります。
早めに相談しておくことで、次のようなメリットがあります。
今の住まいの状態で、どのくらいの費用がかかりそうかを把握できます。まだ工事するか決めていない段階でも、目安を知っておくことで、今後の計画が立てやすくなります。
リフォームには、すぐに対応した方がよいものと、少し先でもよいものがあります。
たとえば、雨漏りや水漏れ、給湯器の不調などは、早めの対応が必要になることがあります。一方で、内装やデザインの変更などは、予算や時期を見ながら計画できる場合もあります。
専門会社に相談することで、どこから優先すべきか整理しやすくなります。
急ぎのリフォームになると、在庫がある商品や短納期の商品から選ばなければならないこともあります。
早めに相談しておけば、デザイン、機能、価格、納期などを比較しながら、暮らしに合った商品を選びやすくなります。
リフォームは、商品だけでなく職人さんの予定も関係します。早めに相談しておくことで、希望する時期に合わせて工事計画を立てやすくなります。
特に、水まわりや外壁まわりなど、暮らしへの影響が大きい工事は、余裕を持った計画がおすすめです。
ナフサは、住宅リフォームに使われるさまざまな材料と関係しています。
ただし、リフォーム費用の値上がりは、ナフサだけでなく、建材価格、物流費、人件費、職人不足など、複数の要因が重なって起きています。
リフォーム費用が上がりやすくなっている理由や、早めに相談しておくメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 関連記事:【熊本のリフォーム】リフォーム費用はなぜ値上がり?ナフサ・建材高騰と早めに相談するメリット
ナフサとは、原油を精製する過程で作られる石油製品の一種です。
ナフサは、プラスチック、ゴム、塗料、接着剤、防水材、シーリング材など、さまざまな素材の原料になります。
住宅リフォームでも、配管、給湯器部品、サッシ部品、床材、壁紙、外壁塗装、防水工事、断熱工事など、さまざまな場所でナフサ由来の素材が使われています。
そのため、ナフサの価格や供給が不安定になると、リフォームに使う材料費や納期に影響が出ることがあります。ただし、すべてのリフォームができなくなるわけではありません。
大切なのは、今の住まいの状態を早めに確認し、必要な工事や優先順位を整理しておくことです。
という段階でも、お気軽にご相談ください。熊本でリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、地域密着のリホーム熊本へぜひご相談ください。